「ばあば、今日のご飯何?」ーー孫のこの一言から、私の一日は始まります。共働きの娘夫婦に代わって私は毎日孫たちの健康を見守っています。
実際に私が悩みながら工夫してきた、食事、睡眠、運動のバランスづくりのリアルな体験と、そこで得た小さな成功や失敗を、同じ立場の方へむけてお伝えします。
健康的な食事の重要性と工夫
バランスの取れた食事を提供する努力
我が家では、毎週「孫メニュー会議」を開いています。孫たちと一緒に何を食べたいか考えながら決める時間です。ところが、ある時「オムライスが食べたい!」と言われ、張り切って作ったのですが、卵アレルギーの孫が「ばあば、これは食べられないよ…」と悲しそうに言いました。
私は、その場で代替メニューを思いつかず困ってしまい、結果としておにぎりに変更。それ以来、メニュー会議の際にはアレルギー対策や代替食材の準備を忘れないようにしています。
小学生の孫が「今日はカラフルなご飯がいい!」といった日は、パプリカや人参を細かく刻んで混ぜご飯に、これは、「おいしいし、きれい!」をもらえて満足。
以前「お魚はイヤ!」と拒否されたことがあり、試しにレモン汁やハーブで臭みを消したり、骨なしの鯖缶を使った味噌煮込みを作ったりしました。最初は「食べない!」と手をつけませんでしたが、ある日、味噌とネギで風味を豊かにしたものを作ると、意外にも完食。
こうした小さな成功が、次のチャレンジへの励みになっています。魚の形をしたお皿に盛りつけてみたり、、魚の種類を変えてみたり、、。
失敗も多いですが、「これなら食べる!」と笑顔を見せてくれた時は、私も思わずガッツポーズです。

oplus_0
規則正しい食事の時間
朝はバタバタするので、孫がパンをかじりながら登校することもありました。そこで「朝食を楽しむ時間を作ろう!」と決意。しかし、初めて前日に準備したサラダがしなびてしまい、「ばあば、このサラダおいしくない…」とガッカリされたことがありました。
それ以来、前夜の準備を工夫し、おにぎりはラップに包んで冷蔵庫へ、サラダはドレッシングをかけずに保存してみたところ、朝にはシャキッとしたままで成功。
また前夜に翌朝の準備を一緒にするように変更。
おにぎりを一緒に握ったり、サラダを盛りつけたりすることで、朝の食卓が「家族の時間」になりました。孫も「自分で作ったから食べる!」、朝ご飯を残さなくなったのがうれしい変化です。
お菓子と自然食品のバランス
「おやつは何?」と毎日聞かれるので、市販のお菓子を減らし、孫と一緒にバナナパンケーキやさつまいもスティックを作るようになりました。
失敗しても「ばあば、また作ろうね」と言われると、手作りの大切さを実感します。旬の果物を使ったゼリーは、夏の定番おやつです。
偏食やアレルギーがある場合の対応方法
子供の偏食やアレルギーへの対応は、親や保護者にとって重要な課題ですね。それぞれの状況に応じた工夫が必要です。アレルギーを持つ孫には、まずかかりつけの小児科医に相談し、アレルゲンとなる食材を特定しました。
例えば、卵アレルギーの場合は、卵を使わない代用レシピをいくつか試しました。豆腐を繋ぎに使ったハンバーグは、みんなと同じように食べられるので、孫も喜んでくれました。
調理器具も、アレルギー対応食を作る際は専用のものを使い、混入を防ぐように細心の注意を払っています。
偏食への対応
ピーマンが苦手な孫には、細かく刻んでハンバーグに混ぜたり、ポタージュにしてみたり。ある日「これなら食べられる!」と完食してくれたときは、思わず拍手。
アレルギー持ちの孫には、医師と相談しながら代替え食材を使い、皆と同じテーブルで「一緒に食べる楽しさ」を大切にしています。

oplus_32
良質な睡眠を促すために
寝る前のリラックス習慣
「眠れない!」と泣いてしまう孫に、寝る前に絵本を読んであげる習慣を作りました。しかし、一度「怖い話も読みたい!」と言われ、選んだ絵本が少し怖かったのか、「ばあば、一緒に寝て」と言われる事態に…。
それ以来、寝る前に読む本は「穏やかで楽しいもの」に限定して、リラックスできる時間を心がけています。ある晩、孫が「ばあばの声で眠くなる」と言ってスヤスヤ寝てくれたのが、私の小さな自信になっています。
夏はエアコンの温度を孫と一緒に調整し、快適な寝室作りも心掛けています。
スクリーンタイムの制限
「もう少しテレビ見たい!」と粘る孫には「テレビの後はパズルタイム」と決めて家族みんなで遊ぶ時間を作っています。最初は不満そうでしたが、今では「今日はどのパズル?」と自分から声をかけてくれるようになりました。
運動習慣の定着
子どもが楽しむ運動を一緒に
毎週「ばあば公園デー」を実施しています。鬼ごっこやキャッチボールなど、孫たちと一緒に思い切り体を動かす日。しかし、張り切りすぎたある日は、久しぶりにダッシュしたことで息切れし、動けなくなってしまいました。
「ばあば、休憩しよう!」と言われ、孫が水を持ってきてくれたのですが、その日は一緒に遊べる時間が短くなってしまい、反省。適度な運動が大事だと実感しました。
最近はバランスボールを買って、家の中で一緒にストレッチやバランス遊びをするのがブームです。「ばあば、上手だね!」と褒められると、運動が楽しくなります。
まとめ
孫たちと過ごす毎日は、小さな成功と失敗の積み重ね。でも、家族みんなで試行錯誤しながら健康習慣を作ることで、孫の笑顔が増えました。これからも「楽しく健康に」を大切に、日々の暮らしを工夫していきたいと思います。
コメント