孫との毎日をもっと安心に!祖父母のための体験エピソード付き応急手当ガイド

健康と安全

孫が遊びに来ると、家の中が一気に明るくなります。ただ、元気いっぱいの孫たちは、思いもよらないケガや体調不良を起こすことも多く、祖父母としては毎回ドキドキです。

私も何度かヒヤリとした経験があり、そのたびに応急処置の大切さを実感しています。

この記事では私自身の体験を交えながら、家庭でできる応急手当の方法をまとめました。いざというときに慌てないための参考にしてください。

擦り傷・切り傷

先日、孫と庭でシャボン玉をしていた時、転んでひざを擦りむいてしまいました。私はすぐに抱っこして水道まで連れていき、流水でやさしく傷口を洗い流しました。

小さな木片が刺さっていたので、ピンセットでそっと取り除き、清潔なガーゼで止血。「大丈夫だよ」と声をかけると、孫も落ち着いた様子でした。

最後はお気に入りのキャラクター絆創膏をはって、笑顔が戻りました。

応急処置の手順

  1. 流水で傷口を丁寧に洗う傷口に砂や泥が付着している場合は、水道水で優しく洗い流します。私の場合、孫が庭で転んだ時にホースの水で洗浄し、その後ピンセットで小さな木片を取り除きました。
  2. 清潔な布やガーゼで止血する傷口を直接押さえながら、「大丈夫だよ」と声をかけて安心させましょう。止血を促します。
  3. 絆創膏やガーゼで保護する傷口のサイズに合わせた絆創膏を選びます。孫が「痛い」と言ったので、お気に入りのキャラクター絆創膏を使い、気分を和らげました。
  4. 必要なら医療機関へ出血が止まらない場合や、異物が取り切れない場合は、迷わず病院へ行きましょう。

火傷

2歳の孫が台所で熱い鍋に手を伸ばしそうになったことがありました。幸い大事には至りませんでしたが、もし火傷をしていたら、、と考えて、応急処置を再確認。

火傷した場合は、すぐに流水で10分以上冷やし、服がはりついていなければ脱がせて、清潔なガーゼで覆います。

水ぶくれは絶対につぶさず、広範囲やひどい場合は迷わず病院へ。普段から台所に子供が近づかないよう、工夫もしています。

応急処置の手順

  1. すぐに流水で患部を10分以上冷やす冷却することで、痛みを和らげ、火傷の進行を抑えます。
  2. 衣服やアクセサリーなどを外し、患部を覆っているものを取り除く無理に剥がすと、皮膚を傷つけることがあるので、慎重に行いましょう。
  3. 清潔なガーゼやタオルで患部を覆い、保護する水ぶくれは潰さないようにしてください。
  4. 医療機関を受診する火傷の程度によっては、医療機関での治療が必要です。特に、広範囲の火傷や、水ぶくれができている場合は、必ず受診してください。

 鼻血

孫と鬼ごっこをしていたとき、孫が転んで鼻血をだしたく安静にさせてことがありました。私は、慌てずに孫をいすに座らせ、少し前かがみにさせて、小鼻を10分ほど指で押さえまてした。「口でゆっくり息をしよう」と声をかけながら、落ち着いて対処。とまった後も、しばらく安静にさせて再発しないか見守りました。慌てずに対応することの大切さを改めて実感した出来事です。

応急処置の手順

  1. 静かに座らせ、頭を少し前に傾ける頭を後ろに傾けると、鼻血が喉に流れ込み、吐き気を催すことがあります。
  2. 小鼻を指で10分程度つまんで圧迫する口で呼吸をするように伝えます。
  3. 鼻の付け根を冷やす冷やすことで、血管が収縮し、止血を促します。
  4. 止血後も、しばらくは安静にする鼻をかんだり、触ったりしないように注意しましょう。
  5. 止血しない場合や、何度も繰り返す場合は、医療機関を受診する

 誤飲

10か月の孫がとつぜんむせてせき込みだした時は、本当に焦りました。口から小さなビニール片がでてきてホッとしましたが、誤飲は一瞬の油断で起こります。

普段から小さなものは手の届かない場所に片づけるようにしています。

もし喉に詰まって苦しそうな場合は、無理をせずすぐに救急車を呼ぶことを心掛けています。

応急処置の手順

  1. 子どもの様子を観察し、意識や呼吸を確認する
  2. 意識があり、呼吸もできている場合は、吐き出させる背中を叩いたり、腹部を圧迫したりして、吐き出させる方法もありますが、専門家の指導を受けていない場合は、無理に行わないようにしましょう。
  3. 意識がない場合や、呼吸ができていない場合は、すぐに救急車を呼ぶ救急車が到着するまで、心肺蘇生法を行います。
  4. 誤飲したものが分からない場合や、症状が改善しない場合は、医療機関を受診する

熱中症

夏の日差しの下で遊んでいた孫が、急にぐったりし始めたことがありました。すぐに日陰に連れていき、帽子を脱がせて服を緩め、冷たいお茶をすこしずつ飲ませました。

首やわきの下を冷やすと、徐々に元気を取り戻しました。外出時は必ず帽子や水筒、保冷剤を持ち歩くようにしています。

応急処置の手順

  1. 涼しい場所に移動し、衣服を緩める
  2. 水分と塩分を補給する冷たい水やスポーツドリンクなどを少しずつ飲ませましょう。
  3. 体を冷やす首筋や脇の下、太ももの付け根などを冷やすと効果的です。
  4. 意識がない場合や、症状が改善しない場合は、医療機関を受診する

 

その他

虫刺されや捻挫、発熱など、思いがけないトラブルはつきものです。

孫が足をひねったときは、すぐに冷やして安静にし、痛みが続く場合は病院を受診しました。救急箱も定期的に見直し、必要なものをそろえています。

どんな時もまずは深呼吸して落ち着くことが大切だと実感しています。孫の様子をよく観察し、無理をせず必要に応じて病院を受診。家族で応急手当の方法を共有し、いざというときに備えています。

 

まとめ

孫との時間をもっと安心してたのしむために、日頃から応急手当の知識を身に着けておく事はとても大切です。

私自身の経験からも、慌てずに落ち着いて対処することが何より重要だと感じています。

これからもまごとの楽しい時間を、安全に過ごしていきたいと思います。

 

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