~反抗期・イヤイヤ期・夜泣き期、それぞれの「今」を愛おしく~
はじめに:ばあばだからこそできること
子育ては、毎日が発見と試練の連続。 そして、孫育ては、愛情と距離感のバランスが求められる繊細な営みです。うちの孫の、 7歳のきーちゃん、2歳のこっちゃん、1歳のとっくん——それぞれが違う「育ちのステージ」にいる今、ばあばとしてどんな言葉をかけ、どんなふうに寄り添えばよいのでしょうか。
この記事では、三人の孫の成長段階に合わせた言葉がけと対応方法を、ばあばの視点から丁寧にご紹介します。
7歳・「勝ちたい反抗期」に寄り添う
きーちゃんの「今」を理解する
7歳は、心の成長がぐんと進む時期。 「自分で決めたい」「負けたくない」「認めてほしい」という気持ちが強くなり、時に大人に対して反抗的な態度をとることもあります。これは「自我の芽生え」であり、健全な成長の証です。
6歳になるまで一人っ子だったのに、妹ができて急にお母さんを取られたと思うのか?2歳の妹にはいろいろな感情がでるようです。おもちゃを貸してあげなかったり、突飛ばしたり、離れると寄っていきちょっかいを出したり、でも、保育園とかでは、やさしく面倒をみたり、、、
小学一年生になって、毎日毎日今までと違うことでストレスも多いのでしょう!玄関にはいるなり、大声で泣くこともあります。

やりたいことが、自分の思うように出来なかった!
大人でも自分の思うようにいかない時は、落ち込みますから、子供はもっと対処が分からずにストレスなのでしょうね、、気のすむまで泣かしておきます。
ばあばの言葉がけのコツ
- 「きーちゃんの考え、すごくしっかりしてるね」とまず認める
- 「ばあばはこう思うけど、きーちゃんはどう思う?」と対話を促す
- 「勝ちたい気持ち、わかるよ。でも負けることから学べることもあるよ」と優しく伝える
対応のポイント
- 勝ち負けにこだわる場面では、ゲームや遊びの中で「協力する楽しさ」を教える
- 感情が高ぶったときは、まず落ち着く時間を設ける(絵本を読む、散歩するなど)
- 本人の「選択」を尊重する場面を意識的に作る(服を選ぶ、遊びを決めるなど)
2歳・「なんでもイヤイヤ期」に寄り添う
こっちゃんの「イヤイヤ」は自立の第一歩
2歳児の「イヤイヤ期」は、自己主張の始まり。 「自分でやりたい」「思い通りにしたい」という気持ちが強くなり、何に対しても「イヤ!」と反応することが増えます。これは「自分」という存在を確かめるための大切な過程です。

お風呂嫌なの!
毎日の繰り返し!入ってしまえば、でない!というくらいお風呂楽しそうなのに、絵本を読んでいたり、テレビを見ていたり、集中しているところを大人の時間の都合でせかしてしまいがち、、本当に、毎日毎日、あわただしい中ですが、本人の気持ちの流れを止めない工夫が大事だと考えさせられます。
ばあばの言葉がけのコツ
- 「こっちゃんは自分でやりたいんだね、えらいね」と肯定する
- 「イヤって言ってもいいよ。でもばあばはこうしてほしいな」と気持ちを伝える
- 「こっちゃんが選ぶ?ばあばが選ぶ?」と選択肢を与えることで納得感を促す
対応のポイント
- イヤイヤが出たときは、無理に抑え込まず、まず気持ちを受け止める
- 「イヤ!」の理由を探る(眠い?お腹すいた?不安?)
- こっちゃんの「できた!」を増やすことで、自己肯定感を育てる
1歳・「寝かしてもすぐ起きる」に寄り添う
とっくんの睡眠は「発達の途中」
うちの1歳のとっくんは、昼間は、寝たと思っても、姉二人が大きな声で騒ぐので、すぐ目を覚ましてしまいます。夜中に、しょっちゅう起きた日などは、もう少し寝かせたいと思うのですが、中々、気が散るのか?ぐっすり眠ってない気がして心配になります。
1歳児は、まだ睡眠リズムが安定していない時期。 夜泣きや短時間で起きることは、脳の発達や環境への適応の一部です。ばあばとしては「寝ない=困ったこと」ではなく、「育っている証」として受け止める視点が大切です。
ばあばの言葉がけのコツ
- 「とっくん、よくがんばってるね。ばあばはいつでもそばにいるよ」と安心感を伝える
- 「眠れないときは、ばあばとお歌うたおうか」と穏やかな時間を提案する
- 「起きても大丈夫。また眠れるよ」と肯定的な言葉をかける
対応のポイント
- 寝る前のルーティンを整える(絵本→お歌→抱っこ→お布団)
- 部屋の環境を見直す(暗さ、静けさ、温度)
- 起きたときは、焦らず、静かに対応する(抱っこ、トントン、優しい声かけ)
ばあばの「心の余裕」が孫育ての鍵
完璧を目指さない

焦りは、子供にも伝わるのかしら?
孫育ては、親育てとは違い、少し距離を置いた関わり方ができます。 「こうしなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎず、「今この瞬間を楽しむ」ことが大切です。
ばあば自身のリフレッシュも忘れずに
- 孫と過ごした後は、好きな音楽を聴く
- 季節の花を飾る
- お茶をゆっくり飲む時間を持つ
ばあばが心穏やかでいることが、孫たちにとって何よりの安心材料になります。
三人三様の「今」を愛おしく見守る
きーちゃんの「勝ちたい気持ち」 こっちゃんの「なんでもイヤ!」 とっくんの「眠れない夜」
それぞれが、成長の証であり、ばあばにとっての宝物です。 ばあばの言葉は、孫たちの心にそっと寄り添い、未来への力になります。
おわりに:ばあばの言葉は「心の栄養」
子どもたちは、ばあばの優しいまなざしと言葉に育まれています。 「大丈夫」「あなたはそのままでいいよ」「ばあばはいつも味方だよ」——そんな言葉が、孫たちの心に深く根を張り、やがて大きな花を咲かせるでしょう。
三人三様の育ちに寄り添うばあばの姿は、家族の中でかけがえのない存在です。 今日も、ばあばの言葉が、孫たちの未来を照らしますように。
皆さんのお孫さんとのひとときも楽しいものでありますように。
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