孫と過ごすひとときが、私の心に灯をともしてくれます。学校の話,今気に入っている遊びなどを聞いているだけで、いつのまにか笑顔になっています。実際に「どんな遊びで孫をたのしませるか」と悩んだこともありました。何度も一緒に過ごすうちに、ちょっとした工夫が、遊びを発見の旅にかえてくれることもあります。
この記事では、私自身の体験もいれつつ、室内遊び・屋外遊び・季節ごとのイベント・教育やデジタル遊びなど幅広くお話しています。少しでも孫と過ごすヒントが見つかればと思います。
室内遊び(伝統遊び遊び)
お手玉やかるたで伝統にふれる
私が子供の頃に母から教わった「お手玉」。最初は孫は「むずかしい」と言ってやめそうになりましたが、数を数えてあげながら練習すると、次第にリズムに乗れるようになりました。練習して、うまくいくようになると、「やった!」と両手を広げて跳ねるように喜ぶ姿がほほえましくありました。
「かるた」も大好きです。小さな孫にはひらがな中心もの、小学生の孫とは百人一首を少しずつ読み上げますげます。日本の言葉、文化が遊びながら身につくのはすばらしいと思います。
ボードゲームやパズルで頭を使う
時々週末には家族で「人生ゲーム」をします。孫はサイコロを振る都度に

今日は仕事に行くの?
と大笑い。突然のさいの目で振出しに戻ったときはとても悔しがり、その気持ちも一緒に盛り上がるきっかけになりました。パズルも定番で、キャラクターだけでなく、日本地図のパズルでは、とその形で地名を覚えて、実際にそこへ旅行した時にここパズルのとこだね!と、思わぬ勉強になったりしてびっくりです。
手作りクラフトで想像力をはぐくむ
工作好きな孫とは、アイロンビーズや紙工作で遊ぶことが多いです。例えば、夏休みには折り紙と画用紙を使って「昆虫図鑑」を一緒に作りました。クワガタを折った後に図鑑で名前を調べ、自分で色を塗る姿に成長を感じました。クリスマスの時期には松ぼっくりを拾ってツリー飾りを作るなど、身近な自然や季節を取り入れると会話も増え、より思い出深い時間になります。
屋外で楽しむ遊び色々
公園で体を動かして
公園では滑り台、ブランコ、鬼ごっこや鬼ごっこのアレンジ版を楽しんでいます。ある日、孫が

ばあば、今日は私が鬼ね!
と言って全力で走ってきたとき、私も必死で逃げながら、子供と遊ぶことは運動以上に心を元気にしてくれると感じました。また、自然観察も人気です。ルーペを持って葉っぱを観察したり、アリの巣を観察したり。ある時見つけた青いカナブンに大喜びして

図鑑で調べたい
と帰宅後も続きました。
シャボン玉で風を使い遊ぶ
ある日、シャボン玉を手作りして遊んでいると、大きな泡にキャーキャー。風向きを考え、泡の大きさをかえたりすることで、自然と勉強になったりします。
季節ごとのイベント
四季折々の遊びも楽しみのひとつです。春にはシートを広げて花見弁当を一緒に作り、桜の下で食べました。おにぎりを自分で握った孫は

私が作ったよ!
と得意顔。夏には、川遊びで魚を追いかけましたが、なかなか捕まえることができずにがっかり!

次は、網をもって挑戦する!
と、次回への意欲につながりました。秋は落ち葉を拾ってしおり作り、冬は雪だるまコンテストをして、思い出写真をアルバムにしています。
教育的な遊びアイデア
歴史や文化に触れる
ある晴れた春の日、私は7歳の孫と、近くの歴史博物館へ出かけました。道すがら、私は「桃太郎」の話を語り始めました。鬼ヶ島へ向かう桃太郎の勇気、きびだんごで仲間を集める知恵に、孫は目を輝かせて聞き入っていました。
「ばあば、ほんとうに鬼っていたの?」 そんな素朴な問いに、私は笑って答えました。「昔話には、ほんとうの歴史が隠れていることもあるのよ。今日はそれを探しに行こうね。」
博物館で出会った「ほんとうのむかし」
博物館に入ると、まず目に飛び込んできたのは、古代の土器や武士の甲冑。孫は「桃太郎が着てたの、こんなのかな?」と甲冑の前でポーズをとり、まるで小さな侍のようでした。
展示の中には、昔の農具や遊び道具もありました。孫は「これ、ばあばが子どものころ使ってた?」と聞きながら、竹馬の写真をじっと見つめていました。私は「そうよ、ばあばも昔はこれで遊んだの」と答えると、孫は「わたしもやってみたい!」と笑顔に。
昔話と歴史がつながる瞬間
展示の一角に、鬼の面が飾られていました。説明には「鬼は災いや異国の者を象徴していた」と書かれていて、私は孫にこう話しました。
「桃太郎の鬼退治は、悪いことに立ち向かう勇気の話なの。でも、昔の人は鬼を怖がるだけじゃなく、祭りで面をかぶって笑い飛ばしたりもしたのよ。」
孫は「じゃあ、鬼ってこわいけど、ちょっと面白いんだね」と言って、鬼の面の前で変顔をして笑わせてくれました。
帰り道の会話
帰り道、孫は「桃太郎って、ほんとうにいたかもね」とつぶやきました。私は「そうね、桃太郎みたいな人は、きっと昔にも今にもいるのよ。勇気を出して、みんなのためにがんばる人ね」と答えました。
その日、昔話はただの物語ではなく、歴史と心をつなぐ橋になりました。孫の中に芽生えた「知りたい」「やってみたい」という気持ちが、とてもうれしいです。
昔話や家族の思い出話を、聞くとき、孫たちは本当にうれしそうです。博物館、歴史的な場所に行くのはで、実際に目で見て知ることになります。
科学実験で「なぜ?」を育てる
重曹の火山実験:おうちでミニ火山をつくろう!
「火山ってどうして噴火するの?」そんな疑問を、身近な材料で体験できるよ!
実験の準備
- ペットボトル(小さめ)
- 重曹(お料理に使う白い粉)
- お酢(すっぱい液体)
- 食器用洗剤(泡を長持ちさせる)
- 赤い絵の具(溶岩っぽくする)
- 粘土や砂(火山の形をつくる)
- ペットボトルのまわりに粘土や砂をつけて、火山の形をつくるよ。
- ペットボトルの中に、重曹を大さじ2、洗剤を少し、赤い絵の具を数滴入れてよく混ぜる。
- 別のカップにお酢を入れて、火山の口にそっと注ぐと…
「ブクブクブク〜!」と泡があふれて、まるで火山が噴火したみたい!
重曹とお酢が出会うと、二酸化炭素(CO₂)というガスが生まれるんだよ。このガスが泡になって、洗剤のおかげで長く見えるようになるよ。 本物の火山も、地面の下でガスがたまって、力いっぱい押し出されることで噴火するんだって!
ペットボトルの温度実験:あたたかい空気と冷たい空気のちがい
「空気って見えないけど、あたたかいとどうなるの?」を体験する実験だよ。
実験の準備
- ペットボトル(透明なもの)
- 風船(口にかぶせる)
- お湯と氷水
- ボウルを2つ
- ペットボトルに風船をかぶせて、しっかり口をふさぐ。
- ボウルにお湯を入れて、ペットボトルをそっと入れると…風船がふくらんでくる!
- 今度は氷水のボウルに入れてみると…風船がしぼんでいく!
なぜ風船がふくらむの?
あたたかい空気は広がる性質があるから、ペットボトルの中の空気がふくらんで風船を押し上げるんだよ。 冷たい空気は縮むから、風船がしぼんじゃう。これが「空気の温度によるふくらみ方」のしくみ!
どちらの実験も、「見て・さわって・感じる」ことで、科学がぐっと身近になりますね。 お孫さんと一緒に「なんで?」「どうなる?」を楽しみながら、小さな探究者の心を育てていきましょう💡
先日も、ペットボトルの中に絵具で色をつけた水とお湯を入れた後に、別の容器に移すとそれらは、交わらないという実験をした時も声をすごーい!と上げていました。
デジタル遊び
教育アプリやゲーム
最近、7歳になる孫が学習アプリと英語の歌を使って、楽しく学びに取り組んでいます。タブレットでの学習アプリでは、ひらがな、算数などに挑戦しながら、ゲーム感覚で集中力を養っています。正解するとキャラクターが喜ぶ演出に、孫も「やったー!」と笑顔いっぱい。自然と「もっとやりたい」という気持ちが育っているようです。
英語の歌は、朝の支度やおやつの時間に流していて、リズムに合わせて口ずさむ姿がとても微笑ましいです。お気に入りは「If You’re Happy and You Know It」や「ABC Song」。歌詞の意味を一緒に話しながら、英語の音や表現に親しむ時間は、まるで小さな音楽教室のよう。時には手拍子やダンスも加わり、身体も心も元気になります。
こうした取り組みは、学びを「楽しい時間」として記憶に残してくれるようで、私自身も一緒に歌ったり、問題を解いたりすることで、孫との絆が深まっているのを感じます。学びは一方通行ではなく、共に過ごすことで育まれるもの。これからも、遊びと学びが自然に混ざり合う時間を大切にしていきたいと思います。
ただし、使用時間を決めることが必要です。夢中になると、止まらなくなりやめられなくなるので、時間を決めています。お姉ちゃんの事をよく見ているので、1歳の孫でも何度もやるうちにおぼえてしまっていてびっくりしました。
バーチャルリアリティーで世界を旅する
VRゴーグルを使って、エジプトのピラミッドとか、宇宙空間を探検する体験もしました。「実際に行ったみたい!」と驚き、喜んでいる姿に、技術の進んでいるなあと感じます。
フィットネスゲームの画面の先生を見て動きますが、とてもやる気満ちています。私も少しやってみましたが、なかなかにしどくて見るだけになってしまいました。
まとめ
孫と過ごしたその時々が、私にとってはとても宝物です。遊びそのものよりも、「一緒に笑った」「一緒に挑戦した」その記憶が残ります。次の週末は何をしようかと話す時間からもう楽しく、私自身も学び直すきっかけになります。これからも新しい遊びを探しながら、かけがえのない時間を大切に積み重ねていきたいと思います。
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