【祖母の体験談】孫と過ごした5年間で見つけた15の特別な愛情表現~忙しい親世代にはできないからこそ価値がある~

孫育ての基本
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私が孫育てを始めてから5年、親世代が持てない「ゆとり」と(距離感」を活かした関わり方で、かけがえのない絆を育んできました。

孫3人(女の子2人、男の子1人)との日々で実践してきた祖母だからこその愛情表現法を、実体験を中心にお伝えします。

初めて孫と過ごす時間に戸惑っている祖父母の方に、私の体験が少しでもお役に立てればうれしいです。

孫との時間を大切にする愛情表現

孫と一緒の時間を増やす。

 

先週のお休みには、7歳の孫と一緒に、私の母(孫にとっては曾祖母)から教わったレシピでシフォンケーキを焼きました。「ひいおばあちゃんのシフォンケーキだよ」と伝えると「おいしい!フワフワだね」と言ってくれました。

料理は単なる時間共有を超えて、世代をつなぐ家族の思い出になることを実感しました。

祖保母になってから気づいたことですが、親世代のように「しつけ」や「教育」に責任を感じすぎず、ただ一緒にいる時間そのものを楽しめるのが祖父母の特権です。

この気持ちの余裕が、孫にとっての安心の場所を作り出すのだと思います。

孫との遊びで全力を尽くす

「ばあば、もっともっと!」と言われて、65歳の私が滑り台を20回も滑ったときは本当に息が切れました(笑)

それでも孫の目が輝く姿を見ると疲れも吹っ飛びます。

私の夫(じいじ)は元体育教師なのですが、7歳の孫と「おにごっこ」をするときは、わざと捕まりそうで捕まらない絶妙な距離感で逃げ回り、最後は「あ~つかまっちゃった!」と大げさなリアクションで孫を喜ばせています。

「じいじ足が速いのに、私につかまっちゃった!」と孫が得意げに話す姿を見ると、夫の演技力に感謝します。

ただし、72歳の夫は腰を痛めたこともあるので、最近は「じいじの体力メーター」を作り、「もうメーターが赤になったから、5分休憩!」というゲーム形式で休憩をとるようにしています。

孫も夫の体を気遣えるようになり、思いやりの心も育っているようでうれしいです。

言葉で伝える愛情表現

心温まるメッセージ

先月、7歳になる孫へのバースデーカードに「○○ちゃんの生まれた日」、ばあばはとってもは幸せな気持ちになりました。今日も笑顔でいてくれて、ありがとう」と書いたところ、孫は、特に反応を示しませんでした。しかし、そのあとしばらくして、公園に迎えにいったところ、そのカードをお友達に見せるためにずっと手に持ち歩いていました。

「ばあばのカード、音楽も流れて色もきれいだったから、お友達に見せたんだ!」と言われた時には、思わず涙が出そうになりました。

毎年の誕生日だけでなく、入学式や運動会などの節目にも、孫一人一人に心を込めためっを書くようにしています。内容はその時々の孫の成長や、具体的なエピソードを必ず入れるようここがけています。

「いつも応援しているよ」という抽象的な言葉よりも、「鉄棒で前回り、前よりたくさんできたね!」という具体的な言葉の方が、孫の心に残るからです。

「ありがとう」を伝える

日常生活の中で、孫への感謝を伝えることも重要です。「今日は一緒に遊んでくれてありがとう」といった言葉は、孫に自分が大切にされているという安心感を与えます。 小さなことにも、ありがとう!を言うように心がけています。うんとうなずく顔はとてチャーミングです。

特別な体験を共有する

孫との旅行やお出かけ

ある祖父母は、「孫と一緒に地元の動物園へ行ったことが忘れられない」と話します。旅行やお出かけは非日常的な体験を共有できるため、特別な思い出として心に残ります。また、こうした機会を通じて新しい発見や学びも得られるでしょう。

次々と現れる動物を見て絵本で見た動物を思い出して大きいね!と、違いや色などを確認して楽しんでいました。フラミンゴのショーを見たときには、きれい!と興奮していました。

趣味や特技を教える

ガーデニングや手芸など、自分の趣味や特技を孫に教えることで、新たなスキルや知識を伝えることができます。あるおばあちゃんは、「庭で一緒に花を植えることで自然への興味を持ってくれた」と嬉しそうに語ります。

お菓子のパッケージの箱にじゃがいもを育てるキットには喜んで水をあげていました。実際に花や実がなると不思議な気持ちと喜びがあふれていました。

物で伝える愛情表現

手作りプレゼント

手編みのセーターや手作りのおもちゃなど、心のこもったプレゼントは孫にとって特別なものになります。ある祖父は、「初めて編んだマフラーを渡した時、孫が喜んでくれて嬉しかった」と振り返ります。

帽子やマフラーは自分でも試してみたくなり、一緒に作りました。自分だけのものは格別なのでしょうね。

お菓子や小さな贈り物

「お菓子攻め」は祖父母あるあるですが、適度に抑えつつ楽しむことがポイントです。大好きなキャラクターのものを見つけるとついつい買ってしまいますが、少しずつあげるようにしています。 また、お菓子だけでなく、本や文房具など実用的なものも喜ばれるでしょう。

色紙や画用紙を買ったり、きれいな空き箱、ラップの芯は取っておいて、いろいろ工夫して、一緒に作って遊びます。

祖父母として気をつけたいポイント

親との連携

親世代との教育方針や価値観の違いからトラブルになるケースもあります。そのため、事前に親と話し合い、「どこまで甘やかしていいか」「どんな教育方針なのか」を確認しておくと良いでしょう。 たまには、逃げ道として、孫の話をよく聞いてあげるようにしています。

 

無条件の受容

児童精神科医・佐々木正美氏によれば、「無条件で受け入れられた経験がある子どもほど、自信と他者への思いやりが育つ」とされています。

過度な干渉や注意ではなく、「ありのまま」を受け入れる姿勢が重要です。本当に、無条件で可愛いのでありのままを受け入れることは簡単ですよね。

まとめ:祖父母だからこそできる愛情表現

祖父母ならではの愛情表現は多岐にわたります。一緒に過ごす時間、大切な言葉、新しい体験など、そのどれもが孫との絆を深める鍵となります。

そして何よりも、「無条件の愛」を示すことが最も大切です。これからも孫との貴重な時間を感謝しながら、関係性を大切にしながら、一緒に素敵な思い出を作っていきましょう。

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