私の50代デジタル奮闘記~スマホとパソコンがくれた新しい毎日

祖父母ライフと心構え

デジタル時代において、50~70代の方々からスマートフォンやパソコンのスキルを向上させることは、日常生活や仕事の面で大きな利点をもたらします。

私は、50代でパソコンを使う仕事に就いたのですが、毎日毎日、悪戦苦闘の日々でした、シニア世代がデジタルスキルを習得する過程で直面する課題と、それを克服する方法について深い洞察を得ました。

この記事では、多くのシニアの方々から聞いた体験談を基に、効果的な学習方法と実践的なアドバイスを紹介します。

 学習の基本姿勢

 固定観念を捨てる

50歳の誕生日を迎えた直後、会社で突然「突然パソコン業務を担当してほしい」と言われ、正直、」頭が真っ白になりました。キーボードを打つ手は震え、マウスの右クリックと左クリックの違いさえ分からず、何度も娘に泣きついたのを覚えています。

でも、娘が「ママ、最初はみんな初心者だよ」と励ましてくれ、少しずつ画面に向かう勇気が湧いてきました。

最初のメール送信ができた日は、思わずガッツポーズをしてしまいました。

 目的を明確にする

私がスマートフォンを本格的に使い始めたきっかけは、遠くに住む孫と顔を見て話したいという気持ちからでした。

最初は「ビデオ通話って何?」と戸惑いましたが、娘がLINEの使い方を紙に書いてくれて、何度も練習。初めて孫の笑顔が画面に映った時、涙が出るほどうれしかったです。

目的がはっきりすると、覚えるべき操作も自然と頭に入ってくるものですね。

 継続的な学習

毎朝コーヒーを飲みながら、「今日は一つだけ新しいことを覚えよう」と決めてスマホの設定やアプリの使い方を少しずつ試しました。最初は、失敗ばかりでしたが、「昨日より一歩前進できた」と自分を褒めることで続けるモチベーションになりました。

「電源ボタンが何処にあるかわからない!」と慌てて娘に電話した日もありました。

そんな私でも、ノートに「今日できたこと」をかきとめるうちに、自然とパソコンの起動やメールの送受信ができるようになりました。

自分専用の「操作手順メモ」を作るのもおすすめです。

 オフィスソフトの活用

地域のシニアクラブで会計係を任された時、Excelの「セル」や「関数」という言葉に戸惑いました。けれど、クラブの先輩が「一緒にやってみよう」と声をかけてくれ、実際に数字を入力しながら覚えることで、いつのまにか月末の集計も一人で出来るように。実践の場があると、学びもぐっと深まります。

スマートフォンでのブログ作成

パソコンが苦手な友人が、スマホだけで園芸ブログを話は私に大きな刺激をくれました。「写真を撮って、そのまま記事にできるから楽しいよ」と教えてもらい、私も趣味の料理写真を投稿してみることに。

最初の「いいね!」ついた瞬間、思わず声を上げてしまいました。自分の経験や趣味が誰かの役に立つと知ると、増々やる気がわいてきます。

 学習リソースの活用

 地域のデジタルリテラシー教育プログラム

地元の公民館で開かれた「スマホ教室」に参加した時、同じように苦手意識を持つ仲間が沢山いることに安心しました。

授業の後には、皆でお茶しながら「今日はここが難しかったね」と話し合い、自然と励まし合える環境ができました。仲間と一緒に学ぶことで、挫折しそうな時も前向きになれます。

 オンライン学習リソース

YouTubeやUdemyなどのオンライン学習プラットフォームには、シニア向けのIT講座が豊富にあります。私は、「シニアのためのスマホ活用講座」というYouTubeチャンネルを見つけ、毎週新しいアプリの使い方を学んでいます。

 家族や友人からのサポート

身近な人からサポートを受けるのも効果的です。私の場合、娘が週末に1、2時間ほど時間を作ってくれ、新しいアプリの使い方を教えてくれました。この時間は、デジタルスキルを磨くだけでなく、世代間のコミュニケーションを深める貴重な機会にもなりました。

実践を通じた学習

 日常生活でのデジタル活用

スーパーのレジで働いていると、「このポイントアプリ、どうやって使うの?」とよく聞かれます。

自分がしっかり使いこなせるようになりたいと、アプリのダウンロードから登録、実際の利用まで何度も練習しました。

今では電子マネーやQRコード決済もスムーズに使えるようになり、お客様にも自信をもって説明できるようになりました。

 趣味とデジタルの融合

趣味の写真撮影がきっかけで、パソコンで画像を編集することにも挑戦しました。最初は、「保存ボタン何処?」と戸惑いましたが、ネットで調べたり、友人に聞いたりしながら、少しずつ編集のコツを覚えました。

完成したアルバムを家族に見せたとき、「すごい!」と褒められて、自信につながりました。

ボランティア活動での実践

地域の見守り活動でLINEグループを作ることになり、私が管理役を担当しました。最初は、メンバーの招待やグループ設定に手間取りましたが、何度もやりなすうちに「こうすれば簡単にできる」とコツが分かるように。

今では、イベントの連絡や情報共有もスムーズにでき、活動の幅が広がりました。

安全性とセキュリティの理解

 オンラインセキュリティの基本

ネットバンキングを始めるとき、安易なパスワードを使っていたせいで、娘から「危ないよ!」と叱られました。そこから、英数字を組み合わせた強いぱを作る練習をし、定期的に変更する習慣も身に付きました。二段階認証も怖がらずに挑戦したことで、安心してネットサービスを利用できるようになりました。

フィッシング詐欺対策

シニアを狙ったオンライン詐欺が増加しています。私の知人(72歳)は、フィッシングメールに騙されて個人情報を入力してしまいました。この経験から、私たちのシニアグループでは、怪しいメールや広告の見分け方について定期的に情報交換を行っています。

 プライバシー設定の管理

SNSを始める際は、プライバシー設定の理解が不可欠です。私は、Facebookを始めた当初、投稿が全て公開設定になっていることに気づかず、個人情報を過剰に共有してしまいました。この失敗から学び、今では各SNSのプライバシー設定を慎重に管理しています。

まとめ

「もう年だから無理」と思い込んでいた私が、スマホやパソコンを使いこなせるようになったのは、小さな挑戦を積み重ねてきたからです。

失敗しても、うまくできなくても、誰かに頼ったり、仲間と励まし合ったりしながら、一歩ずつ進めば必ず道は開けます。

デジタルの世界には、年齢に関係なく新しい楽しみや出会いが待っています。

もし迷っている方がいたら、ぜひ一緒にチャレンジしてみませんか?あなたの毎日が、きっともっと豊かになります。

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