乳幼児期(0歳~3歳):祖父母ならではの五感体験と日常エピソード
乳幼児期は、毎日てが新しい発見の連続です。
私の孫(8か月)は、上の二人より起きるのが少し遅いのでモニターで起きたのがわかると寝室に連れに行きます、ママでなくても私が抱くとうれしそうにしがみついてきます、「○○くん、おはよう」と声をかけると「あ~あ~」とこたえてくれます。毎日のことなので、私を認識してくれていると思うとうれしいものです。
私の孫(2歳)は、毎朝、私の部屋に来て1階に降りるために「あーちゃん、抱っこ」と言いにきてくれるようになりました。階段を抱かれながら、私と一緒に「よいしょ、よいしょ!」と声に出しながらおります。私は転ばないようにと慎重に降りるための掛け声なのですが、孫にはそれが楽しいようです、朝のはじまりです。
祖父母ならではのサポート例
【安全対策】リビングのテーブルの角にクッションを付けたり、誤飲しそうなおもちゃは箱にまとめて管理。孫が自由に動き回れるスペースを作りました。
【五感体験】庭に咲いた花を一緒に触って「これはチューリップだよ」と話しかけたり、雨の日には窓越しに雨音を聞きながら「ザーザーって音がするね」とこえをかけました。
【言葉の発達】「これは何色かな?」「ワンワンがいるね」と実況中継のように話しかけると、孫も「赤!」「ワンワン!」と真似をするようになりました。
【自己肯定感】初めて積み木を高く積めたときは「すごいね!あーちゃんもびっくりしたよ」と大げさに褒めると、満面の笑みで拍手してくれました。
【イヤイヤ期対応】スーパーで「これ買って!」と泣かれた時は、「今日はお菓子は買わない日だけど、お家で一緒にゼリー作ろうか」と気持ちを切り替える声掛けをこころがけています。
こうした日々の積み重ねが、孫の安心感や自信につながっていると感じます。
両親とも「最近、よく笑うようになったんだよね」と話してくれ祖父母としての役割を実感しています。
幼児期(3歳~6歳):好奇心を伸ばす遊びと祖父母の関わり方
幼稚園や保育園に通い始めるこの時期は、 社会性が大きく発達する とともに、 様々なことに興味を持つ知的好奇心 が旺盛になります。
発達の特徴
- 社会性の発達: 友達との関わりを通して、協調性や我慢する力、ルールを守る大切さを学びます。
- 言葉の発達: 会話力が向上し、複雑な言葉や表現も理解できるようになります。「なぜ?」「どうして?」といった質問が増えます。
- 思考力・想像力の発達: 物事を論理的に考えたり、想像力を働かせて遊んだりすることが得意になります。
- 運動能力の発達: 走る、跳ぶ、投げるなどの基本的な運動能力が向上し、手先も器用になります。
サポート方法
- 遊びを通じた学び: 友達との外遊びや、ごっこ遊び、積み木遊びなどを積極的に促しましょう。遊びの中で、社会性やコミュニケーション能力、創造力が育まれます。
- 知的好奇心に応える: 孫の「なぜ?」「どうして?」という質問には、できるだけ丁寧に分かりやすく答えましょう。図鑑を見たり、一緒に調べたりするのも良いでしょう。
- 様々な体験の機会: 公園や博物館、動物園など、様々な場所に連れて行き、新しい体験を通して視野を広げましょう。
- 読み聞かせの継続: 物語を通して、豊かな想像力や感情を育みましょう。少し長めの物語や、登場人物の多い物語にも挑戦してみましょう。
- ルールやマナーを教える: 絵本や遊びを通して、順番を守ることや、物を大切にすることなど、社会生活に必要なルールやマナーを優しく教えましょう。
- 成功体験を積み重ねる: 難しいことでも、少しずつステップを踏んで達成できるようにサポートし、成功体験を積み重ねることで自信を育てましょう。
- 親との連携: 幼稚園や保育園での様子を聞いたり、家庭での困りごとを共有したりしながら、連携を密にしましょう。
【体験談】
(Aさん)5歳の孫は、恐竜博士のように毎日「これはトリケラトプス!」「こっちは肉食だよ」と教えてくれます。ある日、私が「どうして恐竜は絶滅したんだろう?」と逆に質問すると、「隕石が落ちたからだよ!」と小さな指で図鑑のページをめくって説明してくれました。
週末には一緒に恐竜の折り紙を作ったり、近くの博物館で恐竜の骨格標本を見たり。帰り道、「じいじ、今日一番楽しかった」と手をぎゅっと握ってくれたのが忘れられません。
孫の「好き!」を一緒に楽しむことで、私自身も新しい発見が沢山ありました。
学童期(6歳~12歳):勉強・友達・自立心を支える具体的サポート
小学校に入学するこの時期は、 自立心が芽生え、学習への意欲が高まる 一方で、 友達関係や勉強の悩み も出てくることがあります。
発達の特徴
- 認知能力の発達: 論理的な思考力や記憶力、集中力などが発達し、複雑なことも理解できるようになります。
- 社会性の発達: 友達との関係がより深まり、集団での役割や責任感を学びます。
- 自立心の芽生え: 自分でできることが増え、自分のことは自分でするようになります。
- 学習意欲の向上: 新しい知識やスキルを学ぶことに興味を持ち始めます。
サポート方法
- 自主性を尊重する: 宿題や身の回りのことなど、自分でできることは見守り、自分で考える力を育てましょう。
- 学習環境を整える: 静かで集中できる学習スペースを用意し、必要に応じて学習用品を揃えましょう。
- 学習のサポート: 宿題を見てあげたり、分からないところを教えたりするだけでなく、図鑑や参考書などを活用して、孫が自ら学ぶ姿勢を育みましょう。
- 読書習慣を促す: 様々なジャンルの本に触れることで、知識や教養を深め、豊かな心を育みましょう。図書館に一緒に行くのも良いでしょう。
- 友達関係を見守る: 友達とのトラブルや悩みを相談された際には、頭ごなしに否定するのではなく、孫の気持ちに寄り添い、一緒に解決策を考えましょう。
- 趣味や特技を応援する: 孫が興味を持つことや得意なことを見つけ、それを伸ばせるようにサポートしましょう。
- 頑張りを認める: テストの点数だけでなく、努力した過程や頑張りを認め、褒めてあげましょう。
- 親との連携: 学校での様子や学習の進捗状況について、両親と情報交換を行い、連携を取りながらサポートしましょう。
【体験談】
私の孫(7歳)は、今年小学一年生、初めは、娘が途中の集団登校の集合場所まで送り迎えをしていましたが、朝は集合場所までついていきますが、帰りは「一人で大丈夫!」と言い出して、一人で帰ってきます、そして、玄関のチャイムを鳴らし「○○ ○○帰りました!」と誇らしそうに言うのです。
「一人で帰ってこれてすごいね!道、ちゃんと覚えたんだね」と褒めた後の顔がグッときます。心配ではあるのですが、自立していく姿は頼もしく、こちらもうれしくなるのです。
私の7歳の孫はYouTubeに夢中、中でもお化粧に興味があり、いろいろな人のメイク方法を研究しています、私はあまりお化粧の知識がないので、「これを重ねるときれいになるよ!」とか「この順番が自然にみえるよ」とか大人顔負けのアドバイスをくれたりします、何度も何度も繰り返し見て研究してるそうです。(好きなもの!)は、集中力が続きオリジナルも広がり、すごいなと感心します。
思春期(13歳~):悩み多き時期の心の支えになる接し方
心と体が大きく変化する思春期は、 自我が確立し、大人への階段を上り始める 大切な時期です。しかし、 心身の不安定さや将来への不安 を抱えることもあります。
発達の特徴
- 身体的な発達: 第二次性徴が現れ、体つきが大きく変化します。
- 精神的な発達: 自我意識が強まり、大人に対して反抗的な態度を取ることがあります。一方で、将来について真剣に考えるようになります。
- 社会性の発達: 友達関係がより重要になり、仲間意識が強まります。
- 認知能力の発達: 抽象的な思考力や判断力が発達します。
サポート方法
- 見守る姿勢: 過干渉は避け、孫の自主性を尊重し、温かく見守りましょう。
- 良き理解者となる: 孫の悩みや不安に耳を傾け、共感し、精神的な支えとなりましょう。
- 適切なアドバイス: 困っている時には、自分の経験を踏まえたアドバイスを優しく伝えましょう。
- プライバシーを尊重する: 孫のプライベートな空間や気持ちを尊重しましょう。
- 進路の相談に乗る: 将来の夢や目標について、一緒に考え、情報収集などを手伝いましょう。
- 親との連携: 孫の様子について、両親と情報交換を行い、連携を取りながらサポートしましょう。必要に応じて、専門機関への相談も検討しましょう。
【体験談】
孫のDさん(現在中学2年生)は、最近少し元気がありません。部活動でうまくいかないことや、友達関係で悩んでいることがあるようです。私は、Dさんの話を聞くことしかできませんが、「いつでも話を聞くよ」と伝え、そっと見守っています。先日、Dさんがポツリと「ばあばと話すと、少し楽になるんだ」と言ってくれた時、少しでもDさんの心の支えになれているなら、本当に嬉しいと思いました。
おわりに
孫の成長を見守る中で、私自身もたくさんの発見や学びを得ています。小さな手を引いて歩いた日々、悩みながらも一緒に考えた時間は、私の人生の宝物です。これからも、孫の「できた!」の瞬間を一緒に喜び、時にはそっと寄り添いながら、家族みんなで成長していきたいと思います。この記事が、同じように孫育て楽しむ方のヒントになればうれしいです。私は、あっという間に大きくなる孫たちとの毎日を大事に大事にしていきます。
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