- 可愛い孫が遊びに来ると、家の中が賑やかになって嬉しい反面、思わぬケガや体調不良が心配になる方も多いのではないでしょうか。特に小さなお子さんは、予測不能な行動をするため、大人が注意していてもケガをしてしまうことがあります。
- この記事では、家庭でできる孫のための応急処置について、具体的な方法や注意点を解説します。万が一の事態に備えて、ぜひ参考にしてください。
擦り傷・切り傷
- 小さなお子さんは元気いっぱい遊ぶ中で、転んだりぶつかったりして擦り傷や切り傷を負うことがよくあります。私自身も孫が庭で遊んでいて転び、膝を擦りむいた経験があります。その時は慌てずに対処しましたが、適切な対処が感染予防につながると改めて実感しました。
応急処置の手順
- 流水で傷口を丁寧に洗う
- 傷口に砂や泥が付着している場合は、水道水で優しく洗い流します。私の場合、孫が庭で転んだ時にホースの水で洗浄し、その後ピンセットで小さな木片を取り除きました。
- 清潔な布やガーゼで止血する
- 傷口を直接押さえながら、「大丈夫だよ」と声をかけて安心させましょう。止血を促します。
- 絆創膏やガーゼで保護する
- 傷口のサイズに合わせた絆創膏を選びます。孫が「痛い」と言ったので、お気に入りのキャラクター絆創膏を使い、気分を和らげました。
- 必要なら医療機関へ
- 出血が止まらない場合や、異物が取り切れない場合は、迷わず病院へ行きましょう。
体験談
- 先日、5歳の孫が公園で転んで膝を擦りむいてしまいました。大泣きしていましたが、落ち着かせてから水道水で傷口を洗い、持っていた清潔なハンカチで止血しました。その後、絆創膏を貼って様子を見ていましたが、出血も止まり、傷口も綺麗だったので、病院には行きませんでした。
火傷
- 子どもは好奇心旺盛で、大人が思いもよらない行動をします。例えば私の孫はキッチンで鍋の蒸気に手を伸ばしそうになったことがあります。その時から台所には特別な注意を払うようになりました。
応急処置の手順
- すぐに流水で患部を10分以上冷やす
- 冷却することで、痛みを和らげ、火傷の進行を抑えます。
- 衣服やアクセサリーなどを外し、患部を覆っているものを取り除く
- 無理に剥がすと、皮膚を傷つけることがあるので、慎重に行いましょう。
- 清潔なガーゼやタオルで患部を覆い、保護する
- 水ぶくれは潰さないようにしてください。
- 医療機関を受診する
- 火傷の程度によっては、医療機関での治療が必要です。特に、広範囲の火傷や、水ぶくれができている場合は、必ず受診してください。
体験談
- 以前、孫がお茶会ごっこをしている最中に熱湯の入ったカップに触れてしまいました。その瞬間大泣きしましたが、「大丈夫だよ」と声をかけながらすぐに水道水で10分以上冷却しました。その後、清潔なガーゼで覆い病院へ連れて行きました。
- 先生からは、「早めの対応のおかげで、跡も残らないでしょう」と言われ、本当に、ホッとしました。この経験から安全対策としてテーブルクロスの使用も見直しました。
鼻血
- 孫と鬼ごっこ中、不意に転んだ拍子に鼻血が出たことがあります。その時は焦りましたが、「鼻血くらい大丈夫」と自分に言い聞かせながら冷静に対処しました。このような突然の事態でも落ち着いてた処することが重要です。
応急処置の手順
- 静かに座らせ、頭を少し前に傾ける
- 頭を後ろに傾けると、鼻血が喉に流れ込み、吐き気を催すことがあります。
- 小鼻を指で10分程度つまんで圧迫する
- 口で呼吸をするように伝えます。
- 鼻の付け根を冷やす
- 冷やすことで、血管が収縮し、止血を促します。
- 止血後も、しばらくは安静にする
- 鼻をかんだり、触ったりしないように注意しましょう。 5. 止血しない場合や、何度も繰り返す場合は、医療機関を受診する
体験談
- 孫が鼻血を出した時は、慌てずに落ち着いて対処することが大切です。以前、孫が鼻血を出した時に、私が焦ってしまい、孫を不安にさせてしまいました。それからは、落ち着いて対応するように心がけています。
誤飲
- 子どもは、孫がおもちゃ箱からボタン電池を取り出して口へ運ぼうとした瞬間、本当にヒヤリとしました。それ以来、小さな部品や危険物は全て鍵付きの棚へ収納しています。このような予防策とともに誤飲時の応急処置法もしっておくべきだと感じました。
応急処置の手順
- 子どもの様子を観察し、意識や呼吸を確認する
- 意識があり、呼吸もできている場合は、吐き出させる
- 背中を叩いたり、腹部を圧迫したりして、吐き出させる方法もありますが、専門家の指導を受けていない場合は、無理に行わないようにしましょう。
- 意識がない場合や、呼吸ができていない場合は、すぐに救急車を呼ぶ
- 救急車が到着するまで、心肺蘇生法を行います。
- 誤飲したものが分からない場合や、症状が改善しない場合は、医療機関を受診する
体験談
- 孫が小さなおもちゃを誤飲した時は、本当にヒヤリとしました。幸い、すぐに吐き出すことができましたが、それ以来、小さなおもちゃは手の届かない場所に置くようにしています。
熱中症
- 子どもは体温調節機能が未熟なため、熱中症になりやすいです。特に、高温多湿の環境下では注意が必要です。
応急処置の手順
- 涼しい場所に移動し、衣服を緩める
- 水分と塩分を補給する
- 冷たい水やスポーツドリンクなどを少しずつ飲ませましょう。
- 体を冷やす
- 首筋や脇の下、太ももの付け根などを冷やすと効果的です。
- 意識がない場合や、症状が改善しない場合は、医療機関を受診する
体験談
- 昨年夏、公園で遊んでいた孫が急に「疲れた」と言って座り込んだことがあります。その日は帽子も被っておらず、水分補給も不十分だったため熱中症になってしまいました。すぐ日陰に移動し、お茶と冷たいタオルで対応したところ回復しました。
- この経験から夏場のお出かけには必ず帽子、水筒、冷却グッズを持参しています。
その他
- 上記以外にも、子どもは様々なケガや体調不良を起こす可能性があります。例えば、虫刺され、捻挫、骨折、発熱、嘔吐、下痢などです。
応急処置のポイント
- 慌てずに、落ち着いて対処する
- 子どもの様子をよく観察し、症状を把握する
- 必要に応じて、医療機関を受診する
- 応急処置の方法を日頃から確認しておく。
まとめ
- 孫の安全を守るためには、日頃から応急処置の知識を身につけておくことが大切です。万が一の事態に備えて、この記事で紹介した応急処置の方法を参考にしてください。
- また、応急処置だけでなく、日頃から安全対策を徹底することも重要です。例えば、危険なものは子どもの手の届かない場所に置いたり、子どもから目を離さないようにしたりするなど、注意してあげてください。
- 可愛い孫との時間を、安全に楽しく過ごしましょう。
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