60代に入ってから、ファッションとの向き合い方が大きく変わりました。かつては雑誌や流行を追いかけてばかりでしたが、今は、「自分らしい装い」にこだわるように。
特に、孫と一緒に過ごす時間が増えてからは、思いがけないアイテムに挑戦したり、家族でリンクコーデを楽しんだりと、毎日の服選びが新鮮な発見の連続です。
この記事では、私自身の体験を通して、シニア世代ならではのファッションの楽しみ方や暮らしの知恵をお伝えします。
オシャレの基本アイテム
クローゼットの見直し
春が来るたび、孫と一緒にクローゼットを総点検するのが恒例行事です。昨年は、孫が、「ばあば、これ着てみて!」と私には思いもよらなかった明るい色のカーディガンを選んでくれました。
最初は戸惑いましたが着てみると意外としっくり。孫と鏡の前でお互いのコーディネートを褒め合いながら、古い服はリメイクに回したり、思い切って、手放す決断も出来るようになりました。
この「孫とのファッションショーは」は、私の新しい楽しみです。
定番アイテムの選び方
最近のお気に入りは、リネンの白シャツとネイビーのワイドパンツ。この組み合わせは、孫と公園で遊ぶ日にもピッタリ。実は、孫が、「ばあば、そのシャツ涼しそうだね」と褒めてくれたことがきっかけで、白シャツの良さに目覚めました。
動きやすさと清潔感、そして何より孫と一緒に笑顔で過ごせる服選びを心掛けています。
色使いの工夫
年齢を重ねることで似合う色が変わることもあります。自分に似合う色を見つけ、コーディネートに取り入れることで、より魅力的に見えます。
昨年の春、孫とデパートに出かけた際、「ばあば、この色きれい!」と手渡してくれたくれたのがペパーミントグリーンのストールでした。
普段は選ばない色でしたが、実際に巻いてみると顔色が明るくなり、周囲からも「若々しいね」と言われるように。今では、出かけるたびにこのストールを手に取るのが楽しみです。
季節ごとのファッション提案
春夏のスタイル
昨夏、久しぶりにミシンを引っ張り出し、孫と一緒にリネンのワンピース作りに挑戦。最初は久々の針仕事に手こずりましたが、孫が、「ばあば、ここは私がやるね!」と積極的に手伝ってくれ、無事に親子三代おそろいのワンピースが完成しました。
完成したワンピースを着て家族で写真を撮った日は、いまでも私の宝物です。手作りの温かさと、家族の絆を感じられる素敵な思い出になりました。
秋冬のスタイル
秋冬のスタイルでは、暖かさを重視しつつ、重ね着を楽しむことができます。ウールやカシミアなどの暖かい素材を選び、コートやジャケット、セーターを重ねることで、スタイリッシュに保つことができます。
色味は落ち着いたトーンを選び、アクセサリーでポイントを加えると良いでしょう。
私の勤めるお店にも毎日、違うベレー帽をその日のお洋服に合わせて、被ってこられる70代の方をみかけます、コーディネートが素敵でついつい真似をしたくて、最近、ベレー帽を買ってしまいました。
アクセサリーと小物の使い方
スカーフとハットの活用法
60代になってから、帽子をかぶるのが楽しくなりました。特に、孫が選んでくれたベレー帽は、どんな服にも合わせやすく、出かけるたびに「今日の帽子も素敵だね」と褒めてもらえます。
スカーフのアレンジも、最近は孫との共同作業。先日は、孫が「ばあば、今日はバックに結んでみようよ」と提案してくれて、普段とは違う使い方に挑戦。
おかげで、シンプルなコーディネートにもあそび心が加わり、出かけた先で「素敵な使い方ですね」と声をかけられることも。孫と一緒に考えたあれは、私の新しい自信にも繋がっています。
ジュエリーの選び方
ジュエリー選びにも、私のこだわりがあります。例えば、母か譲り受けたパールのネックレスは、特別な日だけではなく普段使いにも活躍中。
孫が、「ばあば、これキラキラしてきれい!」と興味津々で触ってくるのもうれしい瞬間です。シルバーのブローチは、孫と一緒に手作りした思い出の品。身に着けるたびに、家族の温かさと自分らしさを感じられます。
髪型とメイクのポイント
年齢に合ったヘアスタイル
ヘアスタイルも、ここ数年で大きく変わりました。以前は白髪を隠すために頻繁にカラーリングしていましたが、今はあえて白髪を生かしたグレイヘアに挑戦中。
美容師さんに相談しながら、顔まわりが明るく見えるようにカットしてもらっています。
孫からも「ばあばの髪、かっこいい!」と褒められ、ますますおしゃれが楽しくなりました。
ナチュラルメイクのテクニック
ナチュラルメイクは、自然な美しさを引き立てるためのポイントです。肌のトーンを均一に整えるために、軽いファンデーションやBBクリームを使用し、目元や口元には明るめの色を取り入れましょう。
過度なメイクよりも、自然な美しさを引き立てることが大切です。
孫とも楽しめるオシャレ
孫と一緒にオシャレを楽しむことで、ファッションを通じたコミュニケーションが生まれます。一緒にショッピングを楽しんだり、コーディネートを考えたりすることで、楽しい時間を共有できます。
さりげなく、リンクコーデをして、楽しんでいます。どこかに同じ色を身に着けると「ここが一緒だね!」と見つけて喜んでくれるので楽しくなります。
孫とのショッピング
先日、孫と二人でショッピングモールにでかけ、初めて「リンクコーデ」に挑戦しました。わたしは、落ち着いたベージュのパンツ、孫は、同じ色のカーディガンをチョイス。お互いに「ここが一緒!」と見つけては大喜び。
帰り道、孫が、「また一緒におしゃれしようね」と言ってくれて、心がほっこり温かくなりました。
コーディネート対決
孫とコーディネート対決をするのも楽しいアイデアです。お互いにテーマを決めて、どちらがよりオシャレにコーディネートできるかを競います。笑いとアイデアが溢れるひとときを過ごすことができます。
ハンドメイドアイテムの制作
休日には、孫とビーズや布を使ってブレスレットやヘアゴムつくりに没頭しています。先日は、余ったガーゼ布でおそろいのシュシュを作りました。
完成したシュシュを付けて出かけると孫が、「私たちだけの秘密だよ」と嬉しそうにささやいてくれたのが印象的でした。
こうした手作りの時間が、私にとってかけがえのない宝物です。
医療用ガーゼを使った洋服作りと染め
以前、医療用ガーゼを使った洋服作りをしていたので、オリジナルのデザインを楽しむのは、素晴らしい方法です。ガーゼは軽くて柔らかい素材であり、染めることでカラフルで個性的なアイテムを作ることができます。
また、手作りの洋服は温かみがあり、自分らしさを表現することができます。赤ちゃんがいるので、重宝しています。
ガーゼを使った洋服の作り方
まずは、医療用ガーゼを使って洋服を作る方法をご紹介します。
医療用ガーゼを使った洋服づくりは、私の趣味の一つ。特に赤ちゃんの肌にも優しいので、孫のためのスタイや小さなワンピース作りに挑戦しています。
昨年は、庭で育てた紫蘇や玉ねぎの皮を使って自然染めにもトライ。想像以上に優しい色合いに染まり、孫と一緒に「世界で一つだけの服だね」と大喜びしました。手作りの服は、着るたびに家族の思い出がよみがえります。
ガーゼの染め方
次に、ガーゼの染め方についてです。自然素材の染料を使ってガーゼを染めると、肌に優しいカラフルな洋服が完成します。
例えば、タマネギの皮や赤キャベツ、ウコンなどを使った自然染色は、環境にも優しい方法です。
私は柿渋を用いて染めたものが太陽や風により二つとない風合いになるのが好きでした。染めたガーゼを使って、オリジナルの洋服やアクセサリーを作ることができます。
体験談
実際にオシャレを楽しんでいる60代女性の声をご紹介します。
63歳になった今、毎朝の服選びが一日の楽しみになっています。特に、孫と一緒に過ごす日は「今日はどんな色にしようか」と相談しながら決めるのが恒例。
先日は、孫が選んでくれたピンクのストールを巻いて出かけたところ、道行く人に「お似合いですね」と声をかけられました。年齢を重ねても、家族と一緒にあたらしいことに挑戦できるのは本当にしあわせなことだと感じています。
まとめ
60代になってからこそ、自分らしいおしゃれや暮らしの工夫を楽しむことができると実感しています。孫と一緒に過ごす時間や手作りのアイテム、家族との思い出が、私の毎日をより豊かにしてくれます。
これからも、無理せず、自分らしいスタイルを大切に、ファッションと暮らしを楽しみたいと思います。
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