私自身、三人の孫と暮らす中で「安全対策」の大切さを日々痛感しています。昔と比べて家の中も外も危険が増え、祖父母としてどんな工夫ができるのか、実際の経験をもとにまとめました。
例えば、孫が思いがけず家具にぶつかったり、、公園でヒヤッとしたことも、、、、。
そんな実体験から得た”祖父母ならではの知恵”を、みなさんのごかていでも役立てていただければ幸いです。
室内の安全対策
室内の安全対策室内は安心できる場所である一方で、見逃しがちな危険も潜んでいます
家具の配置と転倒防止

どういう配置がいいのかな?
体験談:孫が遊んでいる最中、つい手を滑らせて本棚を揺らしてしまったことがあります。それ以来、家具を壁に固定し、重心が低くなるよう配置を工夫しました。結果的に転倒のリスクを大幅に減らすことができ、安心感が増しました。
家具の安定性を高め、特に高齢者や子供が転倒しないように工夫することが必要です。
- 転倒防止金具の使用: L字型金具やベルトで家具を壁に固定します。特に高い家具や重い棚は必須です。
- 重心の調整: 重いものは家具の下段に収納し、上部には軽いものを配置することで重心を下げ、倒れにくくします。
- 滑り止めシートの使用: 家具の下に滑り止めシートやパッドを敷くことで、地震時などの横滑りを防ぎます。
- 家具の配置計画: 動線を考慮し、足元が引っかかりにくいよう家具を配置する。また、窓際に置く場合は、子供が簡単に窓に手を届かせられない高さに設置する。
電気機器の管理

電気機器、どう管理する?
体験談:私の家では、古い延長コードを使い続けていたため、ある晩、突然「パチッ」と火花が散ったことがありました。その瞬間、孫が近くにいたので本当に怖かったです。それ以来、家じゅうの電気コードをすべて新しいものに交換し、コンセントには安全カバーを設置。
さらに、使わない家電のプラグは必ず抜く習慣を家族全員で徹底しています。
孫も「これは危ないから触らない」と自然に覚えてくれたので、安心して過ごせるようになりました。
延長コードの見直し: 定期的にコードの損傷や劣化を確認し、安全基準を満たした製品を使用する。古い延長コードは買い替えを検討。
コンセントカバーの設置: 小さな子供が触れないようにコンセントに安全カバーを取り付けます。最近は見た目もスタイリッシュなものがあります。
使用時の注意: 家電製品を使わないときはプラグを抜き、必要ない場合は電源を切る習慣をつける。定期的な清掃: 家電の周辺にたまったホコリは火災の原因になるため、こまめに清掃することが重要です。
漏電ブレーカーの導入: 漏電や過電流から保護するために、安全ブレーカーの設置もおすすめです。階段や浴室の滑り防止
手すりの設置: 階段の両側、あるいは片側に手すりを設置。握りやすい形状で高さが適切なものを選びます。
滑り止めマット:浴室には吸着力が強い滑り止めマットを敷き、床材の吸着性高めるものを選ぶ。
滑り止めテープ: 階段の角に滑り止めテープを貼ることで、転倒リスクを軽減。照明の改善: 階段や浴室の照明を明るくし、視界を良くすることで事故を防ぐ。
床材の見直し: 浴室や階段には滑りにくい素材の床材を使用。既存の床材が滑りやすい場合は表面加工を検討する。
体験談:階段で孫が足を滑らせそうになったことがありました。その後、階段に手すりを取り付け、滑り止めのシールも貼りました。今では孫も安心して上り下りしています。
手すりや滑り止めマットの設置で、事故を未然に防ぎましょう。
屋外の安全対策
屋外の安全対策屋外では、自然や遊びを楽しむ一方で、環境に応じた注意が必要です。
車道付近での安全

子供から目を離さない!
体験談:ある日、公園からの帰り道で、孫が信号待ちの間に急に車道へ飛び出しそうになり、慌てて手を引っ張りました。
その後は、どんなに近い距離でも必ず手をつなぐルールを徹底。歩道を歩く時も「車が来る方向を一緒に確認しよう」と声掛けをしています。
小さな習慣ですが、孫自身も「おばあちゃんと手をつなぐと安心」と言ってくれるようになりました。
道路や駐車場では、子供が危険な場所に近づかないよう目を配りましょう。
公園での事故予防

遊具は注意しなくちゃ!
体験談:公園の遊具が古くなっていて、孫がそれに登ろうとして危険な思いをしました。管理事務所に連絡し、新しい遊具に更新されることで問題が解決しました。
遊具の安全性を確認し、周囲の環境にも注意を払いましょう。
害虫や植物への対処

好奇心旺盛だから、気をつけなくちゃ!
体験談:春先、孫が庭で遊んでいた時、知らずにトゲのある植物に手を伸ばしてしまいました。
幸い大事には至りませんでしたが、それ以来、庭の植物を一つ一つ調べて、危険なものは全て撤去。
虫刺され対策として、虫よけスプレーも常備しています。孫と一緒に「どの植物は触っていいのか」を遊びながら学ぶ時間も増えました。
定期的に庭や遊び場の点検を行い、危険を取り除きましょう。
緊急時の対応力を養う
万が一の事態に備え、冷静かつ迅速な対応が求められます。
こちらは緊急連絡カードの一例です。財布やカバンに入れて持ち歩けるサイズ感で、必要な情報が一目でわかるようにレイアウトしました:
🆘 緊急連絡カード / Emergency Contact Card
氏名(Name): _________________
生年月日(Date of Birth): ____________
血液型(Blood Type): ______
住所(Address): _________________________________
電話番号(Phone): ____________
緊急連絡先(Emergency Contact): 名前:____________ 関係:____________ 電話番号:____________
かかりつけ医(Primary Doctor): 病院名:____________ 電話番号:____________
持病・アレルギー等(Medical Conditions / Allergies): _________________________________
服用中の薬(Current Medications): _________________________________
保険証番号(Health Insurance ID): ____________
必要に応じて「介護が必要です」「聞こえにくいです」「日本語以外を話します」などのメッセージを追加すると、災害時や外出先でのサポートが受けやすくなりますよ。
応急処置の習得

応急処置、勉強しておこう!
体験談:地域の救急講習に参加したおかげで、孫が転倒して膝を擦りむいた時も、落ち着いて消毒と止血ができました。以前は慌ててしまいがちでしたが、応急処置の知識があるだけで気持ちにも余裕が生まれます。
講習で配布された緊急連絡カードも、財布に入れて常に持ち歩くようにしています。
地域の救急講習や応急手当の知識を活用しましょう。
緊急連絡先の確保
緊急時に迅速に行動できるよう、重要な連絡先を一覧にまとめておくことが大切です。
子供への教育
火災時や地震の避難訓練など、実践的な教育も行いましょう。
まとめ
祖父母の立場だからこそ気づける危険や、出来る工夫がたくさんあります。
私の体験からも、日々の小さな気配りが家族の安全と絆を深めると実感しています。
これからも孫たちと安心して暮らせるよう、知恵と経験を活かしていきたいと思います。皆さんもぜひ、ご自身のご家庭で実践してみてください。
コメント